「膝に水がたまって正座がつらい」「病院で水を抜いたけど、またたまってしまう…」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
そんなあなたへ、膝の腫れや痛みをやわらげる簡単セルフケアをご紹介します。
【目次】
膝に水がたまる原因とは?放っておくとどうなる?
膝に水がたまるのは、膝関節の「炎症」が主な原因です。
関節内の滑膜(かつまく)が炎症を起こすと、体は膝を守ろうと関節液(いわゆる「水」)を出します。
これがたまりすぎると、関節の内圧が上がって痛みや腫れ、動かしにくさにつながります。
医師が勧める!膝の水を抜く3つのストレッチ&マッサージ
① 太ももの前側ストレッチ(膝の曲げ伸ばしをラクに)
目的:大腿四頭筋の柔軟性アップ → 膝の負担を軽減
やり方
①うつ伏せになります。
②片膝をゆっくり曲げ、かかとをお尻に近づけるように引き寄せます。
③太ももの前側が伸びているのを感じながら、左右交互に繰り返します。
④各足15回ずつ、計30回を目安に行いましょう。
ポイント:
・無理に曲げすぎない(痛みがある場合は曲がるところまででOK)
・勢いをつけると痛いのでゆっくり行う
・太ももの前に力が入っている感覚を意識
② 膝裏のリンパマッサージ(水の排出を促す)
目的:関節液の循環を促進 → 水の排出をサポート
やり方
①膝を軽く曲げ、手を膝裏に添えます。
②親指で膝裏の真ん中(くぼみ)を優しくマッサージ。
③前側の手は添えるだけで、押さないように。
④両足とも、30秒ずつ行いましょう。
ポイント:
・押しすぎない(「気持ちいい」程度でOK)
・痛みを感じたら中止する
③ 膝蓋骨(お皿)の動き改善マッサージ(関節の柔軟性をキープ)
目的:膝蓋骨周辺の滑膜の柔軟性をアップ → 水の循環を改善
やり方
①足を伸ばして座ります。
②両手の指で膝のお皿を包むように持ちます。
③上下・左右にやさしく動かします。
④30秒間、ゆっくりマッサージしましょう。
ポイント:
・上下・左右に動かすことで周囲の組織をほぐす
・力を入れすぎず、リズムよく行う
膝の水を「抜くのはクセになる」は本当?医師の見解
「一度水を抜くとクセになる」と心配される方も多いですが、それは間違いです。
水がたまるのは、ストレッチやケア不足によって炎症が繰り返されているだけです。
日頃から今回のようなストレッチを取り入れることで、自然と水がたまりにくい膝を目指せます。
注意点:こんなときは病院へ!
以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
・膝がパンパンに腫れて強い痛みがある
・転倒や強打のあとから腫れがひどくなった
・熱を持っている、赤く腫れている
出血している可能性もあるため、自宅での対応には限界があります。
まとめ:膝に水がたまる人こそ、ストレッチを日常
膝の水は、日々のケアと運動習慣で十分対策できます。
ストレッチやマッサージを「毎日2分」から始めてみませんか?
動画ではさらに詳しく解説されていますので、興味がある方はぜひご覧ください。